あいなのペチャクチャ日記

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ホラーとファンタジーの絶妙なバランス 映画「グリーンマイル」

映画「グリーンマイル」は好きな俳優であるトム・ハンクスが主演ということで見た作品です。
ただし、見に行くまでには少し時間がかかりました。
というのも原作がスティーヴン・キングだったからです。
別にキングの小説だけが嫌いというわけではなく、ホラー全般が苦手だったので見に行くのを躊躇していたわけです。
近年のホラー作品は映像技術の進歩から、現実の映像と見分けがつかないほどリアルで、見たあとに不気味な印象を深く残すものが多いので、映画好きな私ですがその分野だけは敬遠して見ていました。
しかし、この「グリーンマイル」は見に行って良かったと思っています。
たしかに刑務所内の描写や、一部グロテスクな表現はありましたが、全体的にファンタジックな雰囲気に満たされていて、見終わったあとは大きな感動に包まれる作品だったからです。
映画を見終わってから知ったのですが、サスペンスやホラーの巨匠として知られるキングには、感動的な結末のファンタジックな作品も多いとのこと。
この「グリーンマイル」は、好きなトム・ハンクスの演技の深みと共に、苦手だったホラーの巨匠スティーヴン・キングのイメージも変えてくれた思い出に残る一本です。
感動的な人間ドラマの部分と、不気味なホラー的な要素が見事に融合した傑作だと思います。